画像引用元:週刊少年ジャンプ公式サイトより
『高校生家族』は『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』作者「仲間りょう」先生が送る新連載になります。
『磯部磯兵衛物語』は、個性的なギャグで人気を博していましたが、新連載ではどうなのでしょうか。
第1話第2話をストーリー、絵、ギャグ、キャラクターの4つの視点からレビューしていきたいと思います。
あらすじ
春という門出の時期を迎え、今年から高校生になる主人公は胸を期待に膨らませていました。
そう、父親が自分と同じ高校に通うという事態を知るまでは……。
父親が自分と同じ学校に通う!? えっ8歳の妹も飛び級で同じ高校に!? しかも母親まで……。家族全員で高校生なんてありえないでしょ!!
思春期真っ盛りの高校生男子が家族と高校生活を送るまさかの展開に……。
この異常事態、主人公はどう対処していくのか?
ストーリー 今後のギャグ次第
家族全員が自分と同じ高校に通うという異例の事態に、ひたすら主人公がツッコミを入れていく展開が続きます。
確かに、面白い状況なのですが、今のジャンプにはギャグ漫画がたくさんあるので、家族全員が同じ高校と言うだけではインパクトが薄いかもしれませんね。
今の所、カブトムシや邪神、ロボットに勝てるだけのインパクトは感じません。
あまり広がりを感じない世界観なので、作品が盛り上がるかどうかは、今後のギャグセンス次第になるでしょう。
絵 安定したクセの強さを発揮
非常にクセの強い絵柄をしています。
唯一無二の絵柄とも言えますが、万人に受け入れられる絵柄でない事は確かですね。
ただ絵に勢いがあるので、ギャグ漫画に適していると言えるかもしれません。
前作の『磯部磯兵衛物語』が好きだった人には受け入れられるかも。
キャラクターデザインや背景などを気にする人には厳しそう作品です。
ギャグ 物珍しさが足りない
残念ながら1話2話では、特別笑えるようなギャグや初めて見るギャグはありませんでした。
この作品の笑えるか笑えないかのポイントはどれだけ純粋に物語の異常性を楽しめるか次第になりそうです。少しでも「この家族頭おかしいだろ」と感じてしまえば、もうその後の展開は笑えなくなるでしょう。
その為、物語を俯瞰するタイプの読者はあまり面白く感じないかもしれません。
主人公と一緒に驚き騒ぐ様なタイプの読者に向いているギャグ漫画と言えるでしょう。
勢いと安定のオチで誤魔化している感あるね
キャラクター 個性が強そうで実は影が薄い
特別、華があるようなキャラクターはいませんね。
やっている事の異常性のわりに、キャラクターの個性があまり見えてきませんでした。
ただ、主人公の父親はギャグ要因としてだけでなく、変なところで道理を通そうとしてくるキャラクターなので、今後のギャグを盛り上げてくれそうな気配を感じますね。
母親や妹は、まだキャラが薄いので今後どういったキャラ付けをしていくのかに期待です。
母親や妹がどんなキャラクターか気になる所
まとめ 新連載で一番微妙
今後どう面白くするのか逆に気になる作品です。
なんでジャンプ編集部はこれにGOを出したんでしょうか。
ちょっと、面白さを理解することができませんでしたが、ギャグセンスが合わないだけで、このギャグを面白いと感じる層が一定数いるのかもしれません。
ギャグ漫画多すぎ